夜な夜な黒魔術屋

Att älska, glömma och förlåta är livets tre prövninger.

ゲーム感想

東国はいずこ~私なりの『魔女こいにっき』の楽しみ方 その壱~

諸君はどんな思いでこの作品を手に取ったか私には知る術がない。新島氏のファンだからかもしれないし、単純に口コミで興味を持ったからかもしれないし、店頭で偶然出会って一目惚れしたなのかもしれない。まあ、いずれにせよどこかしら魅力的に思えるところ…

すごろく盤上開花~『もののあはれは彩の頃。』感想~

きっかけはこの前『もののあはれは彩の頃。』の聖地巡礼の話を持ち掛けられたことだろうか。いやまあ、話を持ち掛けられたというよりは厚かましくグイグイと食いついたと言った方が正確かもしれないが、ともあれ、約三年ぶりに本作を収納ケースから掘り起こ…

いつしか取り残された我らが~『夏夢夜話』のすすめ~

KIDといえば、唯心論の軸に埋め込んだ頽廃的な世界観と淡々とした語り口を武器に、どこまでも郷愁を誘う諦念が漂うような、現実と幻想を自由に往来する正反対の性格を兼ね備えた独特なかのメーカーさん…と言っても、誇張しているようにしか聞こえないかもし…

浮気という名の口実~『火箭 ゆるすまぢ』読後感~

恋は古より歌に詠まれし壮大なテーマ。そして同じくらい長らく古今東西の文豪たちが扱ってきた、男女関係にまつわるもう一つの題材といえば、それは幸せの絶頂にある者が決して目を向けようとしないが、常に「恋」の背後に這い寄る影なる存在である「徒なり…

大胆不敵にロープラ革命~『サルテ』読後感~

良く出来た古典的な物語に華麗なギミックを詰め込んだソワレのデビュー作、『サルテ』。ある人物の一生を「劇」として振り返る形で派手に物語を進行させるという、ロープラでは中々見られない大胆な手法が使われた一作だった。悲劇的な笑いを誘ういわゆる不…

たかがエンタメ、されどエンタメ~『White Blue』読後感~

6、70年代のピンク映画を彷彿させることで名高い(大嘘)あの「Blueシリーズ」の新作で、Lilim20周年記念作となる本作『White Blue』。周年記念作だけあって、男女の欲と執念が交差する「俗なエンタメ」なりの面白さが詰まっている。ユーザーが求めているも…

ようこそ現代社会の裏舞台へ~『鎖-クサリ-』のすすめ~

美少女ゲームブランドLeafと言えば、最初に思い浮かぶ作品は何だろう。数多い名作がある中で、私なら『鎖-クサリ-』と答える。最初にプレイした少し過激な要素が含まれる18禁ゲームなので、いい意味でトラウマになった。ここでいう「トラウマ」は、心理学で…