夜な夜な黒魔術屋

GENERALS GATHERED IN THEIR MASSES, JUST LIKE WITCHES AT BLACK MASSES

ゲーム感想

私なりの『魔女こいにっき』の楽しみ方 その壱

諸君はどんな思いでこの作品を手に取ったか私には知る術がない。新島氏のファンだからかもしれないし、単純に口コミで興味を持ったからかもしれないし、店頭で偶然出会って一目惚れしたなのかもしれない。まあ、いずれにせよどこかしら魅力的に思えるところ…

『もののあはれは彩の頃。』感想

冬茜トム氏の作品は『アメグレ』に次ぎ、本作がプレイした二作目となる。元より氏のテキストがこういう作風だったかは定かではないが、ずばりと要点を突く簡潔な会話文に、三人称の語り手が淡々と補足説明を加えるようなテキストは大変読み心地が良く、好感…

『夏夢夜話』のすゝめ

KIDといえば、唯心論を織り込んだ頽廃的な世界観と淡々とした語り口を武器にして、どこまでも郷愁を誘う諦念が漂うような、現実と幻想を自由に往来する道楽精神を貫き通したメーカーさん、そんなイメージがあった。さて、自分の中ではKIDを過大評価している…

『火箭 ゆるすまぢ』感想

「恋」に纏わるありとあらゆる話の背後にある、幸せの絶頂に立たされる者が決して目を向けようとしない影なる存在、それが「浮気」である。本作はその「浮気」を切口に、勘違いと思い込みに揺れ動く繊細な「恋」の在り方に焦点を当てている。勝手に間男に夢…

『サルテ』感想

古典的な世界観に華麗なギミックを詰め込んだソワレのデビュー作、『サルテ』。ある人物の一生を「劇」として振り返る形で派手に物語を進行させるという、物語の「形式美」を強く意識している商業作のロープラでは中々見られない大胆な手法が使われた一作で…

『White Blue』感想

ピンク映画を彷彿とさせる危ういときめきの緊張感を放つ「Blueシリーズ」の新作で、Lilim20周年記念作となる本作『White Blue』。ユーザーが求めているであろう、男女の欲情と執念が交錯するアダルトエンタメならではの面白さが、ここにあり。 以下、ルート…

『鎖-クサリ-』のすゝめ

サスペンスものの楽しみ方は人それぞれだけど、わたしの場合は恐怖感と嗜虐心の格闘に苛まれるスリルを味わうことだ。なんて物騒な言葉を使っているけど、別に好戦的な人間ではない。しかし、サスペンスものは確実に人が持つある種の内なる野性を解放してく…