夜な夜な黒魔術屋

貪欲、満ち足りぬ

雑談

『夏夢夜話』のすゝめ 其の壱

『夏夢夜話』というゲーム、ご存知だろうか。一般向けの世界しか知らなかったかつての自分にとって、ノベルゲームといえばKIDだった(何せ、十八禁のゲームに手を出せる年齢ではなかったので)。唯心論を軸に埋め込んだ頽廃的な世界観に淡々とした語り口を武…

古文と物語

髪はゆふゆふと肩の程に帯びて、かたちもすぐれ、たのみしき様なるを、其れよと見るに、きと胸がつぶれて、いと口惜しく見たてる程に、此の子の我が方を見おこせて、「いざなん、聖のある、おそろしきに」とて内へ入りにけり。 ーー『発心集』 受験生だった…

私はなぜ夜の京都の繁華街が好きなのか

京都といえば、静寂で優雅な古都。繁華街という現代人の「堕落」の象徴は、この町には不相応に思われるかもしれない(いや、きっと不相応に違いないであろう)。しかし、私は京都においてもとりわけ夜の繁華街が好きだ。 堕落とは、すなわち人間の天性である。…