夜な夜な黒魔術屋

感想・エッセイ・小説

随筆

古文と物語

髪はゆふゆふと肩の程に帯びて、かたちもすぐれ、たのみしき様なるを、其れよと見るに、きと胸がつぶれて、いと口惜しく見たてる程に、此の子の我が方を見おこせて、「いざなん、聖のある、おそろしきに」とて内へ入りにけり。 ーー『発心集』 受験生だった…

私が夜の京都の繁華街を好きになった理由

京都といえば、静寂で優雅な古都。繁華街という現代人の「堕落」の象徴は、この町には不相応に思われるかもしれない(いや、きっと不相応に違いないであろう)。しかし、私は京都においてもとりわけ夜の繁華街が好きだ。 堕落とは、すなわち人間の天性である。…