夜な夜な黒魔術屋

GENERALS GATHERED IN THEIR MASSES, JUST LIKE WITCHES AT BLACK MASSES

『脳みそ』

   じめじめしたぼくの脳みそ
   どろどろした赤い血が濡らした痕に
   カビがたくさん生えている

   冷笑的プレジールさえ受け入れ
   乾き切ったシュメルツェンを抱擁すれば
   きっと、ぼくの感情も無差別に助かっていたのに

   けれどぼくの血は熱く、涙は脆く
   腐りきった人間の湿気が常に
   ぼくの脳みそを包んで、蒸して、殺している

   今さら頭蓋骨を砕いて中から取り出しても
   きっと何もかもが手遅れで
   どうにもならない、どうにも助からない

   もう、カビの生えた
   ぼくの腐りきった脳みそは
   ほとんど哀しみの溶岩に熔けて無くなっている